育苗ポット


育苗ポットの特徴

草芽房(チョアバン)有機ポットは、主原料である園芸用の床土Peat mossと自然繊維質で作られた天然有機物として、育苗中の成形維持はもちろん保水性、水捌 け、保肥力及び通気性の機能を備えつつ、数種類の特性物質と微量の栄養分を添加して真空成形された育苗(種まき用)ポットである。

土壌での生分解及び発芽、 発根をスムースにし、根の通り及び活着を誘導し、通気性と水分がよく行き渡って呼吸ができる特殊なポットとして考案された。

ここに生育した苗をポットごとそのまま土壌中に定植すれば、生物学的に短期間でポットは分解され有機肥料となる。それと同時に、土壌改良効果により根の活着が進む多機能の先端技術が集約された短期腐食性の特性を持つポットである。

ポッ トごとそのまま定植することで便利なのはもちろん、各種移植害を防いだ健康な育 苗による農業の活性化が期待でき、育苗されたポットそれ自体がブロック型であるため定植時の機械化を可能にした。

育苗ポットの長所

- ポットごと土壌に定植するため非常に便利である。

 

- 定植後に萎れるのを防いだり、病害及び移植害から守ってくれる。

 

- 酸度(pH)と電気伝導度(EC)が安定している。

 

- 均一の育苗が可能である。

 

- 保肥力、保湿力、水捌け、通気性を均等に保てる。

 

- 取り扱い時に軽く、200℃以上で乾燥し生産された製品である。

 

- 多様な形とサイズでの生産·供給が可能で、作物に使用される幅が広い。

 

- 生育が進み葉と葉が重なる時はポットを離して間隔を拡げておくことができ、密植を防ぐことができる。

 

- ポット自体が呼吸をするので、苗の老化防止と健康が保てる。

 

- 葉物野菜自動移植機械で定植ができるように成形されている。

育苗ポットの

育苗中にもポットの成形を維持

天然の繊維質で作った天然有機物素材で真空成形した短期腐食性草芽房(チョアバン)ポットは、生育条件により違いはあるが、苗床などにそのまま育苗中の時は長期間でも成形が維持される。 ただし、土壌に定植した時は根が貫通し、短期間に生分解が進む。

 


ポットの分解腐植化

草芽房(チョアバン)有機ポットは、素材に含まれている有機物質と微量の栄養分が土壌中の微生物の活性化により自然に腐食し分解される。 

また、ポットが湿り気のある土壌条件に置かれた場合に分解がよりいっそう促進され、作物は成長を続けて根がポットを突き破り活着するようになっている。有機ポットの土壌中の分解速度は土壌条件と湿度によって違う。


水捌け底面灌水

ポットの底はもちろん側面でも水捌けが自然にでき、底面給水時は水分を吸収できるように毛細管現象を起こして底面での給水が容易になるように作られている。


ポット下段部の水捌け孔を省略

ポットは水捌け孔の無い床面及び側面の自然な水捌けにより、水分の保持はもちろん汚染した育苗場の地面から雑菌などの浸透を抑えることができ、栄養分の溶脱を防いで保肥力を高めた。


ポットの材質と床土(培土)との

床土(培土)と互いに補完し合う素材で作られているため相性もよく、優れた保水性、水捌け、通気性といった共通の特性を持っている。


工程育苗の活用と種まき

草芽房(チョアバン)専用の育苗運搬トレーを敷き、プラグトレー(Plug tray)を使って床土(培土)を充填、種まき、移植、苗の馴化、苗の包装出荷などに適合するよう規格化し、移植自動機械でも定植できる機械化農業を可能にした。


ポットの規格及び適用作物
形  態
名  称
ポットの規格(mm)
用    途    作    物
備  考
横幅

高さ
ポットの規格

四角 #4

424252(10日~20日育苗用)白菜、タバコなど

連結ポット

 四角36孔

 四角 #6

6262100

山林用、花卉用、草用などの特殊作物用

 (長期育苗用)

連結ポット

 四角16 孔
#6四角
626262

 (25~30日育苗用) キュウリ、マクワウリ、

 メロンなど

連結ポット

 四角 16孔
#8四角
828268 (45~60日育苗用) トマト、唐辛子など

連結ポット

 四角 9孔
#8丸形
828275(60日以上の育苗用) 接木用及び青果類

個別ポット

 丸形 9孔
丸形及び四角
その他
-
-
-
その他の作物に適用可能
長さ制限
注文生産


* 上記ポットの特殊形態と規格は変形生産が可能です。(お気軽にご相談ください)

 

* 上記規格別のポットはプラグトレー(Plug tray)を使うことができる規格になっています。


* 水道用草芽房(チョアバン)マット型床土を生産する当社の技術で

  

主な象作物

青果類 –  唐辛子、スイカ、キュウリ、カボチャ、トマト、マクワウリ、メロン、ピーマン、白菜、キャベツ、レタス、ロリ、ホウレンソウ、

カリフラワー、アスパラガス、トウモロコシなど、その他青果類

  

花卉類   、カーネーション、ばら、ツツジなどその他花卉類と、特に折花、挿木用に有用な9段、球根類は別途管理による育苗方法を応用する必

要があります。

 

 

その他   タバコ、薬用植物、山林用樹木など特殊作物

有機ポットの使い方
育苗トレーの準備

苗床を平らにならし、水が穿ける畝合(うねあい)を作った後、育苗トレーを土が直接触れないようにビニールなどを敷いておく。


水田用の苗床トレーを活用することもでき、この時は育苗トレーの内側の底面にビ ニールなどを敷いて水分の管理をするとよい。

(ポットが土に直接触れないように措置するのは、泥水が飛ばないようにして雑菌などの汚染から守り、定植する時に土の中に伸びる根の切断を予防するためである)


ポットに床土(培土)を入れて種まき

育苗トレーや、苗床トレーにポットを載せた状態で床土を入れて種蒔きする。


すでに使用された同じサイズの気孔育苗用トレーを再利用すれば運搬トレーでも活用でき、適正な水分を保ちながら育苗にも役立つ。


灌水(やり)

種まきの前後、初めの水やりは床土から種が飛び出すのを防ぐために少しずつ行う。

床土が吸収した後、ポットが完全に濡れるように時間差を置く。


2回目以降の水やりは、上から十分に濡らすようにすれば床土とポットが同時に吸収力を持ち、適正な水分を保てる。


 

養分の供給

慣行方法にしたがって、生育中に二葉が開いたときから4~5日間隔で栄養剤を与える


 

ポットを育苗トレーで運び、育苗されたポットを一つずつ取り外して畑に定植する。

(育苗状態で一部腐食と保湿により容易に分離できる)


定植時、輸入産などの類似ポットは根の貫通が容易になるように下部を指で押して破って定植するが、草芽房(チョアバン)有機ポットはそのまま定植すればよい。


定植後、根の周辺の土を気泡(空気)が生じないよう密着するように埋めておく。

 

施設内に定植する時に、作物(キュウリ、メロン、マクワウリ、スイカなど)は土に完全に埋もれないように、1cm程度地面から出るように定植して立枯病などを初期に予防する。根の活着が進む一週間程度は十分に水やりを行い、ポット内部の床土が乾かないように注意する。

 

露地に定植する唐辛子やタバコなどは、ポットの表面が地面より少し深く埋まるように土で覆い、水分の蒸発を最大限に抑えて水の管理に注意しながらも、茎が深く埋まって既存の根の活着を妨げないように気を付ける。


有機ポットを利用した健全な育苗の仕方


ポットを使う前に知っておくべきこと

まず種蒔きする作物の育苗日数と特徴を知ること。

 

- 種まき時期別にポットの寸法と種まきの方法を区別する。

 

- 育苗から定植まで段階別に育苗管理が違うため、各作目の特徴に合わせて水分管理に注意し、根圏暖房にも注意すること。

 

- 季節にかかわらず常に育苗床の温度、病虫害、雨風を防ぐことができる施設を利用する。

 

- 高温期にはポットの直径が小さいものを、低温期にはポットの直径が大きいものを使う。


における育苗の仕方

高温期には草勢が弱くなるおそれがあるので短期で育苗する。

 

- 日中と夜間の温度差が激しいため雌花の着生が不安全であり、肥切れにも注意する。

 

- 水やりは午前に行い、午後はちょっと萎れても水やりはしない方がよい。

                              

- 定植後、高温被害を防ぐための過多な換気によって日焼け現象が起きやすくなる。そのため、高い光熱による水分蒸発を防ぐためポットは常に適量の湿度を保ち定植の一日前に萎れ防止液を十分に散布するようにする。



期における育苗の仕方

高温期と同様に地温に注意しなければならず、ポットの選択にも注意を払うこと。

 

- 低温弱日照の条件においてまず初めにチェックするべき点は、地温の確保のために根圏暖房施設を用意すること。そして日光がよく当たる場所を育苗床に選ぶこと。

 

- ポットの寸法も低温期に正確な選択が必要だが、ポットの寸法が低温期育苗に及ぼす影響は次のとおりである。

- 低温期に根が広がるのは良くないため、根数が増えると活着と早期の数量に多大な影響を及ぼす。

 

- 低温期に高温期より大きい寸法のポットを選び、ポットの配列も短い日照と換気により水分が乾いてしまうことに注意して並べることが、病害の発病と生育不足 防止に役立つ。 

 

- 定植時、育苗床の環境管理と広範囲な本床の環境管理を考慮し、育苗日数を決めること。急いで定植するのは絶対に避けた方がよい。


 


普通促成または反促成栽培時の育苗失敗の主な原因

長期栽培のために基肥をたくさんした状態で、急いで定植したためガス被害が発生

 

* 育苗日数に関する知識不足と、計算無しでの定植時期に地温と水温が合わない時

 

* 定植後、保温に重点を置くことで換気不足による高温多湿と呼吸及びガス障害

 

人力不足による忙しい移植作業のなか、根を切断してしまうことによる障害



 重点管理事項

たまっている水でなく地下水を使うとしても、急激に冷たい水を使わない。

 

- 十分に根が確保されていること。

 

- 本床の地温が最小16~20℃以上確保されていること。(定植の3日前から地温を調節)

 

- 低温期の午後の水やりは地温を下げるので、定植前、床土の水分は十分な湿り気を保つこと。


- 定植は晴れた日の午前に終えること。

 

- ポット育苗時、周囲に土、水などが飛ばないようにする。

 




有機ポットの使用

- 天然有機物を原料にして製造された短期腐食性ポットは、生育条件によっても違うが苗床や苗トレーにそのまま置いた場合、約10~12週間成形が維持される。つまり、地上育苗期間中には長期間耐えて、土壌に定植した時は短期間で分解されるという特性を持っており、長期の育苗にも優れている。

 

- 水捌けはポットの床部分で一旦洗浄されるように流れ出し、床土とポットがすぐに湿って、ポットの底の水分も自然に吸収するように考案されており、適切な水分状態を保つことができる。

 

- 呼吸をするポットで、通気性に優れ根の呼吸もスムース、根圏の生育が旺盛である。

 

- 定植したとき土壌で短期間に分解され、有機物の原料によって土壌改良の効果も得られる。